クレジットの契約当事者の数による分類(2者間契約と3者間契約)

クレジットは、消費者と契約する相手の数によって2つに分けることができます。

 

【2者間契約】

販売会社に商品等の代金を後払いにしてもらう仕組みです。デパートで洋服を買うと、後日、そのデパートに代金を支払うわけです。契約の当事者は販売会社と消費者で、一般に「2者間契約」といいます。ここでは、商品等の購入先と代金の支払先はいずれも販売会社です。

(後払いによる)売買契約

消費者と販売会社との間で、後払いによる売買契約(代金後払いで商品などを引き渡す契約)が結ばれます。

 

 

【3者間契約】

もう一つは、消費者と販売会社との間に専門のクレジット会社が入るしくみです。このしくみでは、消費者が販売会社で購入した商品等の代金をクレジット会社が立て替えて販売会社に支払い、後日、消費者がクレジット会社に支払います。契約の当事者は、消費者、販売会社、クレジット会社で、一般に3者間契約といいます。

ここでは、商品の購入先と代金の支払先が異なります。デパートで洋服を買ったとしても、後日、代金を支払う先はクレジット会社になります。

①売買契約
消費者と販売会社との間で結ばれる商品等の引渡しに関する契約

②立替払契約
消費者とクレジット会社の間で結ばれる代金の支払いに関する契約

③加盟店契約
販売会社とクレジット会社との間で結ばれるクレジットの取り扱いに関する契約