消費者の皆様へ

クレジットカード業界ではクレジットカードのセキュリティの向上に取り組んでおり、決算手続きの一部が変更、又は追加されます。また、クレジットカード会社やクレジットカード取扱加盟店では、消費者の皆様がクレジットカードのセキュリティ対策の取り組みを認識・識別いただけるよう「見える化」に取り組んでいます。

(1)カード利用時の決済手続きの変更

インターネット取引では・・・

カード番号・有効期限に加え、追加情報の入力が必要になります。追加情報は、それぞれのインターネット加盟店により異なりますが、

○パスワード
セキュリティコード

などが代表的なものです。

追加情報をカード会社が照合することにより、カード会員ご本人が取引を行っていること、または使用されるカードが真正なものであることを確認します。なお、ここでいうパスワードは、店舗取引で入力する番号(4桁)とは異なり、インターネット取引専用のパスワードです。詳しくは、こちらをご参照ください。また、パスワードの入力の場合は、申込画面とは異なる画面で入力します。これまでより手数がかかりますが、ご理解ください。

パスワードの入力追加(例)

パスワードの入力追加(例)

セキュリティコードの入力追加(例)

セキュリティコードの入力追加(例)

EC加盟店等では、ECサイトなどでクレジットカードのセキュリティ対策の取組について自己宣言し、「見える化」に努めています。

店舗取引では・・・

売上票へのサインが、暗証番号の入力に変わります。

磁気カードを利用した取引ではサインによる本人確認および利用確認を行いますが、ICカードを利用した取引では暗証番号入力により行います。暗証番号の入力は、非常に簡単です。店頭に入力用のパッドがありますので、店員の指示にしたがって、そこに表示された金額を確認し、4桁の番号を入力し、最後に「確定」ボタンを押すだけです。なお、暗証番号がわからない場合の対応は、こちらをご参照ください。

暗証番号の入力

※ICクレジットカードを利用するには、決済端末にカードを差込みICチップ内の情報を読み取ります。カードの券面にシール等を貼ると端末内部に詰まり、故障の原因となりますのでご注意ください。

(参考)磁気ストライプカードからICカードへの変更

IC対応加盟店では下記のデザインマークを提出し、クレジットカード取引のセキュリティ対策の取組に係る「見える化」に努めています。

ICクレジットカード取扱い店のマーク

カード発行会社は、磁気ストライプカードから、偽装防止効果の高いICカードへ切り替えを行っています。ICカードに搭載されているICチップは偽造が事実上不可能とされています。ICカード化は、各カード発行会社で進み具合が異なります。お手持ちのカードの切替時期については、各カード会社にお問合せください。

(2)セキュリティ対策のためのご協力のお願い

▲暗証番号・パスワードの管理について

店舗取引における暗証番号の照合およびインターネット取引におけるパスワードの照合は、他人に知られない限り極めて安全性の高い本人確認方法です。他方、サインと違い、管理にあたって注意いただきたいことがいくつかあります。

①店舗取引において

暗証番号がわからないときは・・・・

暗証番号がわからないときは、お持ちのカードの発行会社にお問合せください。変更することができます。

店舗取引での暗証番号は、カード入会時に必ず設定されます。入会時に暗証番号を指定した覚えがない場合、カード会社が任意の番号を設定している可能性があります。
暗証番号を規定回数以上間違えて入力すると、クレジットカードのご利用ができなくなります。暗証番号は他人に教えない・・・・。安心してクレジットカードをご利用いただくために、暗証番号の設定や取扱いには十分ご注意ください。
暗証番号は他人に知らせないでください。
生年月日や電話番号などを暗証番号にしていると、身分証などから推測される可能性が高くなりますので避けてください。
暗証番号をカード裏面のサインパネルにメモしておいたり、ふせんに書いて貼り付けたりすることは、厳禁です。

②インターネット取引において

インターネット取引で使うパスワードは、店舗取引の暗証番号とちがって、あらかじめ設定されているものではありません。
このため、設定を希望されるお客様は、カード会社に個別に登録申請をする必要があります。

○インターネット取引で使うパスワードのカード会社への登録は、各カード会社のホームページをご参照ください。
(参考)
インターネット取引でのパスワードの管理の注意点
・インターネット加盟店の会員登録に使用するID・パスワードは複数のインターネット加盟店で同一のものを使用しない。

お客様自らがカード情報を漏えいしないためのご注意

クレジットカード会社や加盟店、金融機関、警察などの機関であっても、お客様の暗証番号・パスワードをお伺いすることは絶対にありません。

○電子メールでの問合せ
悪意のある第三者が、実在する銀行やクレジットカード会社などを装ったメール(フィッシングメール)を送信し、本物そっくりに作られた偽のWEBサイトに誘導した上で、クレジットカード番号・有効期限などの個人情報を入力させて盗もうとする詐欺(フィッシング詐欺)が流行っています。
重要な個人情報をメールで入力を求められることはありません。万一、このようなメールを受信した場合、それはフィッシングメールである可能性があります。決してこのようなメールへ返信したり、記載のURLをクリックしてリンク先へログインなどをなさらないようご注意ください。

○電話での問合せ
カード会社やご利用加盟店が電話で暗証番号をお伺いすることはありません。そのような電話は詐欺です。絶対に口頭でお伝えしないようお願いします。

▲カード会員ご本人の利用であることの確認について

クレジットカード会社では、不正利用を防止するため、カード会員のご利用状況や加盟店での取扱い状況などを確認しています。不正利用の疑いのある場合につきましては、取引を拒否したり、または取引を一時保留し、カード会員ご本人のご利用であることの確認をいたします。クレジットカードを安全にお使いいただくための取組みになりますので、ご理解ください。

確認事項(例)
カード会員ご本人の利用確認をする際には、下記の事項等を電話等で伺うことがございます。

・カード会員の電話番号

・カード会員の生年月日

その他カード会員と特定できるような内容