初めてのクレジットカード

昭和35年、日本ダイナースクラブが設立されました。わが国初めてのチャージアカウント(1回払い)のクレジット会社です。旅行や接待に利用されることが多いため、T&E(travel&entertaiment)カードと呼ばれました。

同社は世界で初めてのプラスチックカードを発行しました。また、昭和42年9月からはクレジットカードでのキャッシングを導入するなど、時代に先駆けた取組みを行っています。

日本ダイナースクラブが発足してから1月半後昭和36年1月には、三和銀行と日本信販の同額出資により「日本クレジットビューロー(現ジェーシービー)」が設立されました。その後、銀行は「ローン」と並ぶ商品としてクレジットカードに着目し、カード発行のための別会社の設立に乗り出します。昭和40年代から都市銀行を中心に多くの銀行系クレジットカード会社が設立されました。