クレジットカードの国際化

昭和53年、日本ダイナーズクラブが「インターナショナル・カード」という最初の世界共通カードを発行すると、クレジットカードの国際化の流れが我が国に訪れます。昭和55年にはVISAが日本に進出、続いてアメックス、マスターカードも進出し、銀行系カード各社は、一斉に「国際カード=国内外共通カード」を発行するようになりました。

一方、ダイヤモンドクレジット、ミリオンクレジット、ユニオンクレジットの3社は、マスターカードの共通統一デザインをカード表面の下半分に、上半分を独自デザインにする交渉をして、さらに、表面の磁気ストライプは国内用、裏面は海外用にしたカードを発行しました。

一方、クレジットカードの国際化が進む中で、ジェーシービーは独自性を強化して、昭和56年以降本格的に海外展開に取り組みました。「JCBインターナショナル」を設立し、日本人観光客が行く国の加盟店開発を進め、昭和58年には全世界で5万店の加盟店を持つようになりました。